お薦めビジネス書 -「ミッション」

最終更新: 2019年8月22日

著者の岩田松雄氏は、 「2005年には『THE BODY SHOP Japan』を運営する(株)イオンフォレストの代表取締役社長に就任。店舗数を107店から175店に拡大しながら、売上げを約2倍にして一躍脚光を浴びる。伝説の創業者、アニータ・ロディックからの信頼も厚かった。 2009年、スターバックスコーヒージャパン(株)のCEOに就任。『100年後も輝くブランド』に向けて、安定成長へ方向修正。ANAとの提携、新商品VIA(スティックコーヒー)の発売、店舗内wifi化、価格改定の実行など次々に改革を実行し、業績を向上。日本に数少ない”専門経営者”として確固たる実績を上げてきた。」(書籍著者紹介より)

という実績を持たれております。

恥ずかしながら、私はこの本を読むまで、岩田氏のことも存じ上げず、「THE BODY SHOP」と「スターバックス」のCEOを同じ方が務めたことがあったことも知りませんでした。 また、岩田氏は、大阪の公立高校である北野高校出身で野球部、大阪大学進学後も野球部に所属しておられたということで、同じく大阪の公立高校である茨木高校野球部に所属し、大阪大学の野球部には先輩もいましたので、勝手に親近感を覚えてしまいました(経歴はまるで違いますが)。


岩田氏は本の中で

「企業は世の中をよくするためにある。」

と述べておられます。

私は、一昨年からマーケティングについて関心を持ち、ビジネス書を読み出したのですが、今までは、この本で岩田氏も触れておられる、フリードマンの「企業の目的は利益の最大化」「企業は株主のために存在している」という思想に基づいているであろう内容に、違和感を感じていました。


その理由が何であるか、この本を読むまでは分かりませんでした。しかし、岩田氏が述べておられる

「お客様を満足させるとか、ニーズを満たすとか、そんな目標では、人々を感動させることはできません。大きな愛を持って、大きく期待を超えていかなければなりません。」

「世の中をよくしたいという想いでコーヒーを売っているスターバックスのブランドは、だれも追いつけないレベルにまで高まっています。 経営者にとって大切なことは、ミッション、ビジョン、そしてパッションだとよく言われます。私は、この中でもミッションが重要だと考えています。ミッションさえしっかりしていれば、よいビジョンが描け、強いパッションは自然とわき上がってくるはずです。」


これらの言葉にこそ真実があると感じていたから、「企業の目的は利益の最大化」「企業は株主のために存在している」という思想に違和感を感じたのだと想います。

「自分で考え、自分で見つけ出したミッションの構築に比べれば、働き方や肩書き、お金があるかないか、見た目の経歴が一流かどうかなどの問題は、じつにどうでもいいことです。」 「一流かどうかは、ミッションを持ち、その実現に真摯に取り組んでいるかどうかで決まります。」

経営者として正に「一流」の岩田氏のこれらの言葉は、深く突き刺さりました。


皆様は、「ミッション」をお持ちですか?